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手作りオーダーキッチンとモールテックス

田中美奈子 2017.08.17

インテリアコーディネーターの田中です。

オーダーキッチンというと、オーダーキッチンのメーカーに依頼する高額なキッチンを思い浮かべる方が多いかと思いますが、今年お引き渡ししたお宅のキッチンは、大工さん、左官屋さん、タイル屋さん、水道屋さん、建具屋さん、そしてお施主様のコラボレーションで造った手作りのオーダーキッチンでした。

お施主様にはクリナップなどの規格商品のメーカーに多数ご同行頂きましたが、グリルレスのコンロが入れたい、質感が好みでない、シンクの位置がもう少し手前に付いていてほしいなど、なかなかお眼鏡に適うものがなくショールームをさまよいながら奥様と対話を重ねるうち、ピカピカと光沢のあるお手入れしやすさ重視の面材などがお好みでないことがわかってきました。

そこで、以前建材屋さんの講習会に参加して知った【モールテックス】という、モルタル仕上っぽい質感ながら水を通さず、ひび割れもしないという素材を思い出し、キッチンにピッタリだと思いご提案してみました。

【モールテックス】は、薄塗りが可能で、ベニヤ板(アクどめ要)やスタイロフォーム、既存のタイルなどの下地との接着性や下地の動きに追従する柔軟性に優れ、浴室や屋外にも使用できるベルギーにあるBEAL社のモルタル系左官材です。

 

ところが、たたき台の図面を描いて見積を取ってみると驚愕の金額に!

下地処理 → 塗り → 磨き → 水洗い → ワックス と、とても行程が多く人工賃がかさんだこと、キャビネットの見積を家具職人さんに依頼したことが費用がかさんだ要因です。

左官屋さんに相談すると、『ひとつの行程を、10㎡くらいまでは同日にできるので、10㎡までなら材料費が少しあがるだけで人工賃は変わらないよ。』と言われ、それならば洗面台もトイレの手洗いにも【モールテックス】を使って、洗面台と手洗い分の予算もモールテックスにつぎ込もう!と試算し、現場監督もキャビネットを現場で大工さんに作ってもらったりコスト削減に知恵を絞り、予算に納まりました!(大工さんが現場で作ればキャビネットを一個づつ造らなくてもベニヤ板を一体にできてコストが下がったのです。)

施工時には、初めての試みに興味津々の現場監督(池田)やコーディネーター(私)やお施主様に囲まれてとってもやり辛そうでしたが、全員にコテ塗りを体験させてくれた職人水谷さん。

左官職人の水谷さん

私もコテ塗り体験。もちろんこの後ガッツリ直されます。

 

 

ステンレスに比べれば【モールテックス】はワックスを塗り込んで防水性を高めたりとメンテナンスが必要なので、今回シンクはステンレス製にしましたが、インターネットで検索するとシンクも一体的にモールテックスで仕上げている人も多いみたいです。(漏水が心配で自分でやる勇気はありませんが)画像を見ているととても素敵で、モールテックスの可能性を感じます。

 

以下の画像はF様邸の洗面とキッチン。洗面のタイルはお施主様が貼りました(*^^*)

     

 

 

 

 

 

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