住宅のご相談にお応えしていると、『あれ?このまま進めてしまってホントに良いのかな』という場面がよくやってきます。
2025.11.06
社長ブログ

こんにちは。お客様窓口兼代表の丹羽です。
私はお客様とお話しして家づくりのご相談にお答えするのが日常になっていますが、実は元来人見知りの性格で初対面の方と話したりするのは本当は得意ではないんです。
ましてや話し相手のプライベートな部分の情報を聞き出したりしたりするのはむしろ嫌いだったりします。
しかし住宅のご相談にお応えしていると、『あれ?このまま進めてしまってホントに良いのかな』という場面がよくやってきます。
いろいろな家庭やご夫妻、親子関係を見てきた結果、今この場面で検討しておかないと後からでは修正利かないことを決めなくてはいけない重要な場面が待ったなしで起きているのに、そこを立ち止まらずに見て見ぬふりなのか、気づいていないのか、脇に置いて家づくりの計画を進めている例は意外に多くあります。
そこで余計なお世話と分かっていてもつい突っ込んで家族関係を深く聞き出したり、本当の気持ちを聞こうと少々入り込み過ぎ気味に質問したりします。
ご実家の土地を使う場合、他の兄弟や親族と本当にコンセンサスが取れていて相続の道筋が決まっているか。また、ご夫妻では意見が一致していても親御さんにはあまり相談しないままで進めている場合、今更なタイミングですべての計画がなくなることもあり得ます。
他には予想内に収めようと一生懸命何度も打ち合わせを重ねていざ着工というときに予想外の贈与の話でて今までの減額打ち合わせは何だったのかという事や、贈与の金額によっては税金対策が必要になったり…。
結構あるあるなのが将来、同居の可能性は本当に1ミリもないのだろうかとか、はたまた二世帯同居の場合、お嫁さん又はお婿さんに隠れた本音はないか。
街中の収益性の高い土地の場合、本当に住宅だけ建てればよいのか?貸し駐車場やのちの相続税対策を見据えた敷地の利用計画等々、数えればきりのないくらい質問せざるをえない場面が出てきます。
『家を建てたいんです』『はい分かりました』といってそのままスルー出来ず気になってしまうことは多々あります。
でも家づくりは大きな財産を形成する場面なので出しゃばりと分かりつつも、あとで施主様だけでなく周辺の人間関係も含めて後悔の無いようにしたいのです。
先代の口癖で『家づくりは祝い事』というのがありますが、施主様の家族やそのご親族の誰かが家を建てることで不満や疑問を持っていたり不自由になったりするのは『祝い事』ではなくなってしまいます。
なので家づくりが『祝い事』になるように今後も突っ込んだ余計なお世話をする場面が多々あると思いますが、皆さまどうぞお許し下さい。
そして、これって自分たちの事かな?とちょっとでも心当たりのある方は一度ご相談にお越しください。
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