環境にもお財布にも優しい。針葉樹が燃やせる薪ストーブ!

環境にもお財布にも優しい。針葉樹が燃やせる薪ストーブ!

インテリアコーディネーターの田中です。

先日、針葉樹が燃やせる薪ストーブ[AGNI]を作っている、岐阜の株式会社岡本さんにお邪魔してきました。

薪ストーブの燃料になる薪には、ナラやクヌギなどの広葉樹を使用することが一般的で、スギやヒノキなどの針葉樹の薪は安価で入手しやすい反面、火持ちが悪く、炉内の温度も高温になり過ぎ、油分が多く煙突にもススが溜まりやすいことから、薪ストーブの燃料としては敬遠されがちです。

今回、株式会社岡本さんで見せて頂いた薪ストーブ[AGNI]は、先に挙げたような針葉樹の薪の欠点を解決するために、低温で燃焼させても完全燃焼できるよう、世界的に採用されている[クリーンバーン方式]に加え[触媒]によって未燃焼ガスを三次燃焼までさせる仕組みです。

ご興味のある方は株式会社岡本さんのWebサイト↓をご覧くださいませ。

http://www.nbk-okamoto.co.jp/agni/cn8/burning.html

かつて、木材として利用しやすい杉や桧などを植林した人工林は、近年手入れされずに放置されており災害などを引き起こす原因にもなっています。

一方で、放置された人工林は環境にもお財布にも優しい未利用のエネルギーとして捉えることもできます。

株式会社岡本さんは、織田信長の時代から鋳物作りを続けている超老舗で、マンホールの蓋や巨大な釜やその他様々な鋳物製品を製造しておられますが、新たに国産の薪ストーブを開発するにあたり、国内の森林問題、エネルギー問題、環境問題の解決に貢献できる製品を作ろうと言う老舗の心意気だけでなく、不易でどんな空間にも馴染むけれどずっと眺めていたいデザイン性を兼ね備え、[AGNI]は一昨年グッドデザイン賞も受賞しています。

 

他にも、薪を足す際には側面から投入でき、熱のロスが少ないよう開口のサイズや位置にもこだわりがあり、空気の調整で綺麗なオーロラ燃焼が作りやすいところも特徴で、現場で発生する針葉樹の端材が入手しやすい工務店勤めの私としては、実家の薪ストーブを買い換えたくなってしまいました。

 

ところで、今回株式会社岡本さんを訪問した経緯は、実行委員を務めている「第8回全国省エネミーティングin名古屋」で開催する、パッシブデザインコンペの学生部門参加者募集の為に訪問した大学の先生が[AGNI]の開発に携わっておられたためで、室内の熱容量について計算している実行委員の面々に関心を持って下さり、メーカーさんをご紹介頂くというご縁につながりました。とても楽しく刺激的な体験でした。ありがとうございました。

1985省エネミーティング

 

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