四季を感じる住まいで子育てをするススメ
2025.10.05
家づくり相談室スタッフブログ

Writer
森瀬 将文 一級建築士
設計部:森瀬 将文
日本には春夏秋冬という四季があります。
春はもくれんや桜など花が咲き新緑が美しく、
夏は樹々からセミの鳴き声が、水の入った田んぼからはカエルの合唱が鳴り響き、
秋には柿や栗など果実や種子がなり紅葉が美しく景色をいろどり、
冬には落葉樹は葉を落とし、少し寂しい景色になります。
入学式に桜の前で写真をとったり、クチナシや蝋梅の香りに記憶が呼び起されたり、実った果実や作物を収穫したり、虫やカエルの鳴き声をきいたり・・・
日本に暮らすのであればこの四季を五感で楽しむ暮らしをしたいと僕は思います。
そんな四季を取り込み生活するのはそんなに難しいことではなく、外構工事~庭づくりの樹種選びに一工夫するだけで楽しむことができると思います。
昨今お手入れの問題で草木&樹木を植えるのを嫌う方も少なくないです。
しかし手入れをして面倒みてこそ、そこに変化を感じ取り愛情がわいてくるもの。家も同じかと思います。
いつもきれいに完璧にしなくてもよいのです。
庭に1本果樹を植えてみてはいかがでしょうか。季節ごとに移りかわる草木や樹々の姿は、子供たちの記憶にもしっかりと残ると思います。
無機質なもので囲まれた家で育つ幼少期と、自然を取り込んだ家で育つ幼少期。きっとどちらも正解不正解はありませんが、私達日本人は体感と経験値でなんとなく、後者の方が五感、感性が豊かに育ちそうだと感じませんか?
若いご夫婦は都会的無機質な暮らしにあこがれることも多くありますが、実は名古屋ではほとんどが建物に囲まれた土地しかありませんから、公園が隣にあったり、緑に囲まれた土地なんかが見つかるとすぐに売れてしまいます。
不思議なもので落ち葉のある不便さや手間が実は、贅沢なことだったりするものです。

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森瀬 将文一級建築士
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