変形地でも家族のくらしは四角く整う

変形地でも家族のくらしは四角く整う

家づくりの第一歩は、建てる土地を知ることから始まります。

設計ではまず、現地を訪れ、土地の形状や高低差、隣地との関係、そして眺望の良し悪しを丁寧に確認します。

これらの条件を把握することが、住まいづくりのすべての基盤となるからです。

今回の敷地は、「変形地」です。

 まずはこの土地にどの程度の矩形=四角い建物ボリュームが収まるかを探ります。お客様の条件をお聞きし、必要な面積を算出し、仮想的に配置していくことで、プランを固めていきます。

 プランでは、建物の中央に中庭を設け、そのまわりをぐるりと囲うように居室を配置しています。これにより、光と風をしっかりと取り込みながら、外からの視線を遮る明るく開放的な空間が生まれています。

 敷地の南側は道路に面し、北側には遠くまで田んぼが広がるというロケーション。

一般的には「南にLDKを配置して日当たりを確保する」ことが多いのですが、今回はあえてその定石を外しました。

 家族が自然と視線を向けるのは、道路側ではなく、中庭や北側の田園風景。

その方向に開くことで、プライベートを守りながらも、のびやかで穏やかな時間を感じられる住まいになりました。

土地の個性に合わせ、暮らしのかたちを整えることを意識した家づくりの事例でした。

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