インテリアシミュレーター|家づくりに使える無料ツール集
2025.11.28
スタッフブログ
Writer
田中 美奈子 一級建築士
今回は、家づくりやリフォームで役立つ「インテリアシミュレーター」の中から、無料で使えるメーカー公式のシミュレーターをご紹介します。
「色・素材・雰囲気をどうしたらいいかわからない」
「自分の好きがどこにあるのか見つけたい」
そんな方も多いのではないでしょうか。
そんな時に頼れる “メーカー公式インテリアシミュレーター” は、色や素材を画面上で組み合わせながら、自分の「好き」の方向性を見つけられるツールです。
※画面表示は端末や環境で差が出ます。最終判断は実物サンプルで。
インテリアの「色決め」は順番が大切
迷わない配色の進め方
最短でブレずに決めるコツは、面積が大きい“支配色“や“存在感の大きなもの“から順に固めること。床やキッチンを先に決めれば、壁紙・建具は“自動的に”絞れていきます。持ち込む家具のイメージが決まっている場合はそれを起点にしても。
まずは触ってみる(公式インテリアシミュレーターで配色を試す)
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朝日ウッドテック|カラーコーディネイション(リビング)
https://www.woodtec.co.jp/products/interior-simulation/ -
GRAFTEKT|カラーシミュレーション(キッチンの扉・天板を直感比較)
https://tjmkitchen-simulator.jp/a020_simulation/dueisland?brand_cd=gt
決める順番(面積の大きい順がオススメ)
STEP1|床(フローリング)を先に
家全体の“支配色”。無垢 の素材感、 タイルの質感などを先に固定。
※コツは、本物と(無垢のフローリング)× 疑似(キッチンの木目調扉など)の“隣り合わせ”は避けること。質感の差が強調されて、チグハグに感じる原因になります。

STEP2|キッチン(扉×天板)
床との相性を考慮しつつ、木目×石目/単色など、質感の対比でメリハリを。
床かキッチンのどちらかを先に固めると、壁紙や建具などの選択肢が自然に絞れます。


STEP3|建具(室内ドア・巾木)
壁と近い色で「なじませる」か床に寄せて統一感をもたせるか、建具で空間の印象が大きく変わります。
→ 建具は“目立たせる”より“揃える”ほうが空間がスッキリします。

STEP4|壁紙・天井
迷ったら無彩色〜薄彩度で。アクセントを入れたいなら家具やカーテンで入れたほうが、気分が変わっても変更しやすいです。
STEP5|仕上げ(タイル・金物)
色柄よりも、凹凸や、ツヤ感マット感で変化をつけると上質な空間が作りやすいです。
正解探しより“好きの発見”を。シミュレーションで気になった配色が見つかったら、そこでいったん保存。
まずは画面の中で好きを確かめてみましょう。リンク先のシミュレーターが、次の一歩を軽くしてくれます。
各種インテリアシミュレーター 一覧
グラフテクト
https://tjmkitchen-simulator.jp/a010_scene?brand_cd=gt
朝日ウッドテック
https://sumai.panasonic.jp/coordination/style/
パナソニック
https://sumai.panasonic.jp/coordination/style/
クリナップ
https://cleanup.jp/kitchen/stedia/simulation/
LIXIL
https://kantan-navi.lixil.co.jp/colorsimulation/
サンゲツ
ダイケン
https://www.daiken.jp/simulation/sim2/
ニケンハウジングの施工事例はこちら
予約受付中
Writer
田中 美奈子一級建築士
一級建築士猫と夫と暮らし、休みの日は日曜大工な、ガテン系主婦です。
猫と夫と暮らし、休みの日は日曜大工な、ガテン系主婦です。
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