「風をよむ。」風通しの良い家にする方法

「風をよむ。」風通しの良い家にする方法

設計の丹羽です。

今日は良い天候に恵まれとても気持ちよい見学会となりました。

またご来場頂きましたお客様には貴重なお時間を頂きまして

誠に有難う御座いました。

私達は設計をするときに気象庁データから、「卓越風」という

その場所が、年間で何処から風がよく吹いてくるかを現した表を確認して、

窓の配置や大きさを決めていきます。

今回見学会の会場となりました現場は、大府市の共和で近隣データとしては東海市のデータがあります。

 

そこでみると、冷房期の起居時、つまり日中ですが、南南東からよく吹いてくることがあります。

就寝時はもう少し東になり東南東から吹いてくることになっていますが、周辺の聞き取りや以前、お隣のお家を

弊社で建てさしていただいた時の経験から、どうもこの土地は、風はほぼ真西から吹いてくることが多いようです。

 

風は地形や周辺の建物によって向きを替えますので、卓越風はある程度の指標にはなりますが、現地では必ずしもそうでないことがあります。

その為、今回の現場は北面に西側から風を取り込む為に縦滑り出しの窓を2枚配置しました。

今回実際に検証してみましたが、計画通り窓が風をとらえ室内に取り込まれていました。

 

風通しのいい家にするには、気象庁データなどから「卓越風を読む。」ことに加え、

やっぱりそこに「長年住んでる方に聞く」「その地域のお施主様から取った統計データが1番正確」ということが分かります。

そして、「設計を依頼する先が通風採光への意識の高い建築会社であるかどうか」という事もとても大切です。

 

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