使いやすいシューズクローク、使いにくいシューズクロークのちがいって?
2020.04.20
スタッフブログ
最近の新築住宅ではシューズクロークが無い家の方が少なくなってきました。
そして、少しづつ色んなパターンのシューズクロークが登場し、進化を遂げています。
こちらは玄関とつながる大容量のシューズクロークの事例です。
このシューズクロークは、奥の引き戸を開くとリビングへ直通しています。
シューズクロークからリビングへ通り抜けできるため、シューズクロークへ入って靴をしまったら玄関へ一旦戻る必要がありません。
デメリットは、棚の下はフローリングになっている分、土間部分の面積が減るため子供のベビーカー、3輪車、砂場セットなど土の着いたものを収納する場合、限られた土間空間だと置き場が足りない可能性があります。
こちらは床が全て土間になっているシューズクロークです。
土間部分が全面なのでベビーカーだけでなく子供の自転車や砂場グッズ、アウトドア用品など土がつくものもガシガシ置けるメリットがあります。
デメリットは、靴を履いていないとシューズクロークの中にある靴を取りに行けない事がなどがあります。
その日の服装の気分で靴を選びたくてもシューズクロークの中の靴を取るために、玄関の靴を履かなければならず、
面倒な時は靴下のまま爪先立ちでシューズクロークへ行って、履きたい靴を履いて出かける事も多くなりがちです。
一見、まぁそのくらい別にたいしたこと無いか。と思える程度の不自由さですが、収納が足りているにもかかわらず、何故か玄関にスタメンシューズとして何足も靴が並んでいるパターンのご家庭は、靴の出し入れが面倒な動線になっている場合に起こりやすく、そんなタイプの方にはこのような直通できて床もあるシューズクロークのつくりは相性がいいです。
逆に、靴を日によって履き変えたい人が少ないご家庭や、アウトドアが好きで土間収納がたくさん必要な方は、土間のスペースを優先する方が相性が良かったりします。
玄関➡シューズクローク➡パントリー➡キッチン という動線もとても便利です。
両手に抱えた買い物袋をキッチンまで運ぶ間にパントリーを通過する為、買ったものをパントリー内に収納しながらキッチンの冷蔵庫へ直行することが出来るという、感動の家事ラク動線です。
ただ、こちらの場合は先ほど言った、靴を履いてシューズクロークへ行かなければならないパターンですので、玄関壁にスタメン靴を収納できる棚を造作しています。
デメリットは、この動線を叶えるための広さが必要だったり、この動線を優先した場合に他の動線に影響が出たりと、兼ね合いが難しいこと。
あるだけでも嬉しいシューズクロークですが、このほかにも色んなパターンの動線があります。
ご家庭のライフスタイルによって、何が使いやすく、何が不便かも違ってきます。
ご自身のライフスタイルや癖などを見直して、自分に合った収納計画をもうひと工夫してみるのもおススメです。
現在プランニング計画中の方などは、経験豊富な設計士に自分に合った動線計画のアドバイスを求めるのも有効ですよ。
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