2025年から木造の家は壁が増える?
2023.08.08
社長ブログ家づくり相談室
Writer
丹羽 八州男 代表取締役 / 二級建築士 / 宅建士 / SE構法プロ
皆さんこんにちは。代表兼お客様窓口の丹羽です。
最近TVCMで大手ハウスメーカー各社がこぞって大空間リビング等の宣伝をやっていることご存知でしょうか。
なぜ各社そろってなのか不思議でしたが、考えてみたら理由が分かりました。
それは2025年に建築基準法が改正され、ZEH(ゼロエネ住宅)の木造住宅の壁量計算基準が見直され、壁が増えることになるため、大空間が作りにくくなることが予想されます。
そこでの差別化を図るために、TVCMで大空間が作れる技術の差をアピールするCMを流しているというわけです。
ZEHは家のてっぺんである屋根の上に数百キロの重さがある太陽光パネルを置くので、地震の力が加わった時に構造的にとても大きな負荷になります。
そこで通常の家と区別して壁や柱の基準を厳しくしようということになりました。
これだけ電気代が上がって、再生エネルギーが推奨される社会になり、2030年にはZEHの義務化の流れもあります。
要するにZEH⇒義務化⇒壁の増加。という流れです。
しかしここで技術の差が空間の差に表れることになります。
構造計算や型式認定で強度が十分と立証されているものはこの改正の適応外なのです。
また、在来木造で構造計算を行った場合、耐震強度を高めるとかなりの壁量になるので、SE構法をはじめとする特殊な高剛性木造フレームや鉄骨造、鉄筋コンクリート造とそうでない在来木造とでは空間の特性に大きな差が出るのは避けられない流れができます。
木造住宅の安全性はどんどん上がっていくのですが、既存の技術のままでは融通の利かない間取りになりかねません。
当社標準のSE構法とは設計自由度でより大きな差がつくことになります。その差に興味を持った方は丹羽までご質問ください
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丹羽 八州男代表取締役 / 二級建築士 / 宅建士 / SE構法プロ
代表取締役 / 二級建築士 / 宅建士 / SE構法プロ「個性の尊重・絶対の安心・価値の創造」をモットーに、より良い家づくりに取り組んでいきます。
マイホームのコンセルジュとしてあらゆるご相談にお答えいたしますので、理想の家づくりのために納得いくまで私を活用してください。
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