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スタッフブログ

SE構法の品質管理

藤原裕子 2019.05.27

先日、プレカット工場見学バスツアーへ行ってまいりました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

 

様子は他のスタッフが記事にしておりましたので、私は、SE構法の模擬建て方で解説されたお話を少しご紹介したいと思います。

このように、ミニチュアサイズの家を建てる(建て方)の様子を見学するのですが、今回このミニチュアハウスを建てているのは、大工さんではありません。

セブン工場に勤めているスタッフさん達が建ててくれています。

なぜそんなことが出来るのか。というところが、このSE構法の特徴の一つで、

「大工の腕、匠の技、ではなくて、どの家も均一にミスなく、いうなれば素人でも間違えずに建てる事ができるようになっている」という事です。

柱の向きも全てわかるように記入があり、もしも間違えた場合も、金物にハマらないようになっており間違えたまま作業がすすんでいくことが無いように工夫がされています。

たまたま担当になった大工職人さんの腕に左右され、間違えていてもおさめる事ができてしまうと、構造計算としても根拠がなくなってしまいますから、構造躯体においては、「だれがやっても同じ品質で家の骨組みが出来上がる」ということがとても大切になってきます。

極論ですが、どんな敏腕な大工さんでも、私のDIYでも同じ品質の躯体が完成できるようになっていないといけないのです。

(もちろん大工さんのお仕事は、躯体だけではなく、階段や壁・床・造作などの仕上げの部分まで多岐にわたりますから、腕の見せ所は構造躯体以外にもたくさんありますので、腕が良い職人さんにお願いする事に越したことはありません。)

 

SE構法に使われている木材は集成材ですが、集成材を使用することには理由があります。

(集成材はスライスした木を張り合わせたものですが、無垢材は一本の木を木材に加工したものです。)

なぜ、SE構法では集成材を使用しているかというと、

集成材であれば木の特性でもある伸縮も少なく、均一で安定した木材をむらなく提供でき、構造計算をすることが可能になります。構造計算をするには、材料の強度が均一ではっきりしていることが重要です。

1枚1枚の板の強度を専用マシンでしっかりと確認していきます。
1本1本の強度を確かめ、選別し、欠点のある箇所は取り除き、効率よく貼り合せていくので、強度が均一な材料がつくれます。

木をしっかりと乾燥させているため、反りや狂いといった、将来的な変形が少ないのも特徴です。

構造計算(許容応力度計算)をしないという事は、その家がどれだけの地震や風圧や荷重に耐えられるのか、耐震等級1なのか3なのか根拠ある証明が出来ないという事になります。

※SE構法では、構造計算(許容応力度計算)が全棟に義務付けられています。

 

また、コストの面でも集成材は優れているという事もあります。

たとえばSE構法の強みである大開口。

柱と柱の距離(スパン)を大きく取り、広い空間を取ろうとすると、

耐震構造上、梁は太くなっていきます。スパンを大きく飛ばせば飛ばすほど梁は太くなるのですが、

無垢材でそこまでの太さの木を仕入れようと思うとコストが大変に上がることは簡単に想像が出来ると思います。

集成材であれば、太い木材が簡単にできますね。

集成材の接着面について心配される方もいらっしゃいますが、

こちらの集成材を薄くスライスしたものをパリパリ割ってみるという体験もさせていただきました。

まず、どこで割れるかというと、接着面ではなく、木の年輪の筋に沿って割れます。

接着面で割ってみようとわざと接着面に圧をかけても、木目が先に割れます。

接着面よりも木目の方が弱いという事になりますので、これを体感すると、ずいぶんと集成材へのイメージが変わるのかなと感じます。

※SE 構法の集成材は、有害物質であるホルムアルデヒド放散量で、JAS の最高ランクF☆☆☆☆をクリアしています。

このように皆さんのおうちの木材はカットされ、保管されています。

弊社やSE構法の木材だけでなく様々な住宅会社さんのお家の木材が保管されています。ハウスメーカーから工務店、在来工法からSE構法まで色んな木材がここに集約され加工されています。

←こちらは在来工法と、SE構法の接合部です。

 

柱や梁をホゾ継ぎするため断面欠損をまねき、構造材本来の強度を低下させてしまいます。

SE 構法は、大きな揺れに対して接合部が破壊されない技術を追求しています。
独自開発のSE 金物で柱と梁とを接合し、断面欠損の少ない、耐震性能に優れた構造を実現しています。

 

弊社のお客様は、ここまで記した事はすでに知識として持っている方も多かったりして、

もっと掘り下げたマニアックな質問をする方も毎年ちらほらいらっしゃいます。(笑)

来年もこのくらいの時期に開催したいと思っておりますので、気になってはいたけれどまだ家づくり先だし‥とか、都合が悪く参加できなかった…という方はどうぞ来年のご参加お待ちしております。

 

在来工法の加工された木材です。SE構法の現場ばかり見ている私にはあまり馴染みのない加工です。

 

参加頂いた皆さんと記念撮影です。

本日のベストショット!

とってもかわいいショットが撮れました(^^♪

来月もイベント開催してまいりますので、またのご参加お待ちしております。

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